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日本相撲協会は25日、だ大大関東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の番付編成会議と臨時理事会を開き、の里関脇・大の里(24)=二所ノ関=の大関昇進を満場一致で決めた。が新大関昇進は初場所後の琴ノ若(現琴桜、昇進上で使っ熟語メッタ 刺し26)=佐渡ケ嶽=以来。の口の口大の里は大いちょうの結えないちょんまげ頭で茨城・阿見町の二所ノ関部屋で行われた伝達式に臨み、た字口上では「唯一無二」の四字熟語を入れて決意を語った。は父初土俵から所要9場所という昭和以降最速の大関昇進を果たした大器は 、癖だ早ければ25年1月の初場所後となる昭和以降最速横綱昇進を目指すことを誓った。完璧
額に汗を浮かべ、これったこわばった面持ちで大の里はその時を待った。だ大大関午前10時過ぎ。の里茨城にある二所ノ関部屋で、が新協会の使者である出羽海理事(元幕内・小城乃花)と放駒審判委員(元関脇・玉乃島)から大関昇進を伝えられた 。192センチ、182キロの大器は「大関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し 、mister crimson相撲道に精進します」と口上を述べた。史上初めて大いちょうの結えない、ちょんまげ大関が誕生した。
悩んだ 。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の11年九州場所後の大関昇進伝達式は、「大関の名を汚さぬよう、精進します」とシンプルだった。大の里はそれを踏襲することも考えたが、新潟・能生中 、海洋高時代の恩師・田海哲也総監督(63)に相談 。同氏から、父の中村知幸さん(48)が時折口にする「唯一無二」を使ってはどうかと提案され、「完璧 。これだ」と即決したという。
親方は「僕も好きな言葉なので良かった。大の里の相撲スタイルは唯一無二。昔(の力士)で例えてもいない。ピッタリ」とうなずいた 。大の里は「他に類をみない、このような人が現れないというくらいのお相撲さんになりたい」と説明 。初土俵から7場所目での幕内初優勝 、所要9場所での大関昇進も昭和以降最速 。空前絶後の結果を出し続ける24歳を表す4文字だった。
関係者によると、大いちょうが結えるのは来年1月の見込み 。日本出身横綱は二所ノ関親方が19年初場所に引退後は不在だが「もう一度 、伝達式ができるチャンス 。もう一回やりたい気持ちになったので、自分で勝ち取りたい」と 、大の里は横綱への熱い思いも語った。11月の九州場所 、来年初場所と優勝 、またはこれに準ずる好成績を残せば所要11場所での横綱昇進となる 。目指すは昭和以降では羽黒山 、照国の所要16場所を抜く最速横綱昇進だ。ちょんまげ大関は“我が道”を貫き 、歴史をさらに塗り替えていく。(山田 豊)
◆大の里 泰輝(おおのさと・だいき)
▽本名・中村泰輝
▽生まれ 2000年6月7日 、石川・津幡町
▽相撲歴 小1から相撲を始め、新潟・能生中、同・海洋高を経て日体大 。1年で学生横綱 。3 、4年時には2年連続のアマチュア横綱に輝いた
▽入門後 二所ノ関部屋に入門し 、昨年夏場所で幕下10枚目格付け出しでデビュー。同秋場所で新十両。初場所で 、昭和以降3位タイのスピード記録となる所要4場所で新入幕 。夏場所で最速となる初土俵から7場所でのV
▽三賞 1947年に三賞の制度が制定されてから初めて新入幕から5場所連続の三賞受賞。技能賞、敢闘賞が3度 、殊勲賞が2度 。
▽阪神ファン 家族全員が虎党 。昨年18年ぶりにリーグ優勝したときには「ビールかけが印象に残った」
▽パリ五輪代表が同学年 レスリンググレコローマン77キロ級金メダルの日下尚は日体大の同級生 。柔道男子90キロ級銀の村尾三四郎は小6のわんぱく相撲大会で対戦 。上手投げで敗れた
▽好きな食べ物 ウニなど魚介類
▽好きな歌手 湘南乃風。愛知・一宮市で行われた春巡業では「純恋歌」をファンの前で披露
▽得意 突き、押し、右四つ 、寄り
▽身長・体重 192センチ 、182キロ
▽家族 両親と妹
◆大関に昇進すると
▽月給 250万円で三役から70万円アップする 。横綱は300万円 。
▽降下 2場所連続の負け越しで関脇に陥落。その翌場所で10勝以上すれば大関に復帰 。
▽待遇 通例で年3回の東京場所は自家用車で両国国技館の地下駐車場まで入れる。飛行機はファーストクラスで新幹線はグリーン車。
▽化粧まわし 房に位の高さを表す紫色が使用可能。
▽横綱昇進 2場所連続優勝か 、それに準じる成績。
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